
3
1.1 Python の特徴
1.1.3
高レベル言語
Python
はシンプルではありますが、決して低機能ではありません。また、ハードウェアの機能
に直接アクセスするための、低レベル言語でもありません。
文字列や数値などの基礎的なデータ型でも、抽象化されたオブジェクトとして統一されたイン
ターフェースで扱えるようになっています。また、大量のデータを効率的に管理するリストや辞書
など、使いやすいデータ構造が言語の一部として組み込まれており、複雑な処理を、シンプルで判
りやすく記述できるようになっています。メモリの取得・開放などの管理は自動化され、不要なメ
モリ領域は、ガベージコレクションによって自動的に開放されます。
Python
では、数値や文字列、リストなどのデータはすべて「オブジェクト」として一元的に管
理されますが、データだけではなく、関数やクラス、モジュール、パッケージなど、名前をつけら
れる要素なら、オブジェクトとしてプログラムから操作できます。単純な数値でも、辞書でも、関
数でも、クラスでも、どれも全く同じように、『関数の引数に指定する』『変数に代入する』『リス
トに格納する』などの操作の対象となります。
また、クラス定義や継承・多重継承などのオブジェクト指向プログラミング機能をサポートして
おり、例外処理など、大規模なシステム構築に適した機能も提供しています。特に、パッケージや
モジュールによる名前空間の分割は、多人数による大規模開発では、とても重要な機能です。
1.1.4
Batteries ...