
29
第
3
章
式とデータ型
3.1
Python
のデータ型
Python
プログラムを構成するデータや処理などの実体は、すべて「オブジェクト」として統一
的に管理されています。整数や文字列のような基本的なデータ型や、リストや辞書などのコレク
ション、あるいはユーザが定義する関数やクラスなどは、全て等しく「オブジェクト」です。数値
でも文字列でも関数でも、共通の操作で同じように利用できるようになっています。
Python
の組み込みデータ型には数値型、シーケンス型などのグループがあり、グループ内で
は、同じインターフェースで共通する機能を利用できます。
数値型は、整数型・浮動小数点数型などの数値のデータ型からなり、加算・減算などの算術演算
や、比較演算などを提供しています。論理演算の結果を表す
bool
型も、数値型のオブジェクトで
す。
シーケンスは一般に配列と呼ばれるデータ構造で、整数の索引値で要素にアクセスできる、順序
付きのコレクションです。シーケンスにはリスト、タプル、文字列、バイトなどの種類があり、そ
れぞれ機能は異なりますが、どれも添字やスライスを使って同じように要素の操作を行えます。
3.2
Python
のオブジェクト
Python
のデータはそれぞれ固有の型を持っていて、例えば整数データは
int
型のオブジェク
ト、リストオブジェクトは
list
型のオブジェクトです。これらの型は、全て
object
型から派生し
た型で、
Python
のオブジェクトは、どんなオブジェクトでも
object
型
のインスタンスとなりま
す。 ...