June 2026
Intermediate
804 pages
8h 21m
Japanese
辞書の中の単語の綴りが間違っていたら、正しい綴りはどうすればわかるのか。
—— スティーブン・ライト
辞書はキーと値の組で構成された非常に有用なデータ構造であり、Pythonプログラムのさまざまな場面で広く利用される。集合は一意の要素だけを集めた袋のような構造で役立つ。
辞書はリストに似ているが、要素の順序は管理されていないため、0や1といったオフセットで要素を選択できない。代わりに、各値に一意のキーを割り当てる。キーには文字列を使う場合が大半だが、Pythonのイミュータブル型であれば、ブール値、整数、浮動小数点数、タプル、文字列など、どれでも構わない。自分で定義したデータ型でも使える。辞書はミュータブルのため、キーと値の要素を追加、削除、変更できる。配列やリストしかサポートしていない言語を使っていたプログラマなら、辞書を気に入るはずだ。
![]() |
|
辞書の別称 ほかの言語では、辞書は連想配列、ハッシュ、ハッシュマップなどと呼ばれている。 |
辞書は、{key1:value1, key2:value2}のように、キーと値のペアをカンマで区切って波括弧で囲む。最も単純な辞書は、キーと値のペアを持たない空の形となる。
>>> empty_dict = {}
>>> empty_dict
{}
アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』からの引用を用いて、小さな辞書を作る。
>>> bierce = {
... "day": "A period ...Read now
Unlock full access