June 2026
Intermediate
804 pages
8h 21m
Japanese
ギザギザに進んでいなければ稲妻のスピードがどれくらい速いだろうかと考えたことがあるか。
—— スティーブン・ライト
Pythonは十分高速だが、いつまでも速いと思ってはいけない。多くの場合、より優れたアルゴリズムやデータ構造を使えばスピードを上げられる。ポイントは、どこで改善するかがわかっているかどうかにある。ベテランのプログラマでも、驚くほどよく間違う。注意深いキルト職人のように、切る前にしっかりと測らなければならない。そのため、本章で最初に取り上げるものはタイマーになる。
測定のあとは、コードを高速化するさまざまなテクニックを取り上げる。アルゴリズム、データ構造、CやRustといったPythonよりも高速な言語で書かれたヘルパーツールなどがある。
最後に、Pythonの上位版を目指す新しいプログラミング言語も取り上げる。Pythonのようにフレンドリーで、Cよりも高速で、AI開発と汎用プログラミングの両方に活用できる。
「2章 データ型と変数」では、コンピュータの内部構造を単純化して説明した。本章ではより詳しく取り上げる。
コンピュータの中には、複数の電子部品(見てわかるものと小さくて気付かないもの)とそれらを結ぶ配線が取り付けられたさまざまなボードがある。計算のコアになるものはCPU(中央処理装置)である。昔はCPUは1個だけだったが、今は多数のCPUが搭載されている。個々のCPUには次の部分がある。
個々のコア以外には次のような部品がある。 ...
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