June 2018
Beginner to intermediate
424 pages
5h 59m
Japanese
パケット解析が有益なものとなるかどうかの鍵は、データを適切にキャプチャするための、パケットキャプチャツール設置位置の決定です。パケット解析を行うエンジニアの間では、パケットキャプチャツールの設置をケーブルを監視する、ネットワークに潜入(tap)する、あるいはケーブルに潜入するなどと言います†1。
[†1] 監訳注:日本語では「キャプチャを仕込む」あるいは「キャプる」といった表現が多いように思います。
残念ながらパケットのキャプチャは、単純にノートPCをネットワークポートに接続してパケットをキャプチャすればよいというものではありません。実際には、パケットを解析するよりもパケットキャプチャツールを配置するネットワーク上の位置を決めるほうが難しいこともあります。なぜパケットキャプチャツールの配置が難しいかというと、機器の接続には多種多様なネットワーク装置が用いられているためです。典型的な状況を図2-1に示します。最近のネットワークで使われている主なネットワーク機器であるスイッチとルータは、それぞれ違った形で通信データを扱うため、解析するネットワークにパケットキャプチャツールを設置する際にはその点を十分考慮しなければなりません。
この章の目的は、さまざまなネットワークトポロジにおけるパケットキャプチャツールの設置方法を理解することですが、まずは潜入したネットワークを流れるすべてのパケットを実際に見るにはどうすればよいかを見ていきましょう。
図2-1 接続が多いとパケットキャプチャツールを設置する位置を決めることが難しく、欲しいデータを得るのも大変 ...
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