第Ⅱ部プロセス
II.1 第Ⅱ部について
第Ⅰ部では、Lean UXの根底にある考え方と、ソフトウェア開発を推進する原則について説明しました。この第Ⅱ部では実践編に入ります。Lean UXのプロセスを詳しく見ていきましょう。
第Ⅱ部は、筆者がここ数年使い始めた新しいツールである「Lean UXキャンバス」を中心に構成されています。Lean UXキャンバスは、Lean UXのプロセスを体系的に進めるのに役立つツールで、機能やエピック、イニシアチブ、さらにはプロダクト全体についての作業を1ページで視覚化し、一目で把握できるようにします。
このツールは、Lean UXの主要なツール、メソッド、プロセス、テクニックをすべて、統一された構造を持つ1つのドキュメントにまとめます。デザインプロセスの初期段階である最初の課題設定から、デザイン、プロトタイピング、リサーチまでを行えます。
Lean UXキャンバスは、Lean UXを実践するうえでの必須のツールというわけではありません。しかし筆者は、これがLean UXのプロセスを説明するのに最適な方法であるという確信を抱いています。そのため本書では、このツールを用いてLean UXのプロセスを説明していくことにします。
II.2 Lean UXキャンバス
「4章 Lean UXキャンバス」では、Lean UXキャンバスの概要を説明します。Lean UXが「要件」ベースの仕事の進め方に対して懐疑的で、代わりに「思い込みによる前提」を取り上げる理由と、Lean UXキャンバスでその思い込みによる前提を明確にし、検証する方法を学びます。キャンバスを用いた作業プロセスを促進するためのアイディアも紹介します。
「5章 ボックス1:ビジネスプロブレム」では、あなたとチームが解決しようとしている問題を、ビジネスの視点から定義するためのテクニックを説明します。 ...
Become an O’Reilly member and get unlimited access to this title plus top books and audiobooks from O’Reilly and nearly 200 top publishers, thousands of courses curated by job role, 150+ live events each month,
and much more.
Read now
Unlock full access