第Ⅲ部コラボレーション
火曜日。リック、マーク、オルガ、アーティはホワイトボードの前に立ち、自分たちが描いたワイヤーフレームを見ています。デザイナーのアーティは手にマーカーを持っていますが、何かを描いているわけではありません。「リック、あなたの言っていることが今ひとつ理解できないの。何が問題なのかを説明してもらえないかしら?」
リックはアーティからマーカーを受け取り、ホワイトボードの一部をクリーナーで拭くと、議論の的になっていた規制についてチームに向けて説明をします。チームは株式トレーダー向けのアプリケーションをデザインしています。このアプリは、厳密な規制に従わなければなりません。アプリにおける規制への準拠について責任があるのは、ビジネスアナリストのリックです。
しばらく話し合いをした後、チーム全員が納得した様子でうなずきました。アーティは再びマーカーをとると、アプリのワイヤーフレームのデザインについての変更案をホワイトボードに描きました。全員が再びうなずき、それぞれがiPhoneを取り出してホワイトボードの写真を撮り、翌日に再びミーティングをすることにして解散しました。メンバーは木曜日のユーザー評価に向けて、合意した内容を準備できることを確信しています。
アーティは、デスクに戻るとホワイトボードに描いたデザイン案の詳細を詰めることにします。フロントエンドエンジニアのマークは、ページの作成に取り掛かります。チームが構築したデザインシステムから既製のコンポーネントを利用できるため、基本的な部分を構築するのにアーティの作業が終わるのを待つ必要はありません。リックはプロジェクトの Wikiページを開くと、アプリケーションの挙動についてチームが決定した内容をメモします。リックは後日、プロダクトオーナーと共に、これらの選択についてレビューします。QAテスターのオルガは、アプリの評価シナリオを書き始めます。 ...
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