April 2026
Intermediate
340 pages
4h 1m
Japanese
曖昧さというのは、まるで「解き明かすべき謎やパズル」のようなものである。曖昧な状況では、物事をいろいろな視点から考える必要がある。どの視点も等しく重要で、軽く扱えない。曖昧な状況は「一発で解決できるもの」ではない。あれこれ考えながら、迷いながら進んでいくもの。いくつもの視点の間にある「統一的な意味」を探そうとするが、それはつかみどころがなく、常に変化するようなものである。
――アン・M・ペンドルトン=ジュリアン、ジョン・シーリー・ブラウン、『Design Unbound: Designing for Emergence in a White Water World』
5章では、自分の反応に気づき、それに思考を振り回されないようにすることを学んだ。そして後の章で「では、どう応答するのか」を扱うと予告した。この章では、実際にその応答について考えていく。
知識労働者として、私たちは正式、非正式を問わず、常に構想、行動、または理論を提案している。これは構造化されたコミュニケーションを通じて行われる。ドキュメント、モデル、実行可能なコードといった成果物を作成したり、メールやSlackの投稿を送ったり、会議での議論やモデリングセッションに参加したりする。ここで重要なのは形式ではない。重要なのは、私たちが提供する思考の質を高めること、そして、そのプロセスを通じて知識のフローを促進することである。
ここでは、応答することを「提案を作成する」ことだと定義しよう。提案を作成することは、システム的論拠付けである。そこには、提案を支える論拠が含まれるからだ。このプロセスは一見すると簡単そうだが、実際には非常に難しい。 ...
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