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第
5
章
―
日常業務の延長上で、仲間を巻き込む
「リサーチをやりたい」という仲間を探し、
味 方 に なってもらう
01
継続的なリサーチ活動を行う上では、同じ熱量の仲間を集めることが大事
です。
ここで言う仲間とは、自分と似たような考えを持っている人、つまり、
「ユーザー視点を事業に取り入れることが大事」、「リサーチに共感する/興
味がある/やってみたい」といった考えを持っている人のことです。
でも、なぜ先に仲間を見つける必要があるのでしょうか。
それは、
自分だけがユーザー理解が必要だと感じていても、そのサービス
を手にとるユーザーに大きな価値が届けられないから
です。
自分一人で全ての工程を担当するのは不可能ですし、事業活動は誰かと一
緒に行うものです。周りのメンバーがリサーチ活動に協力的な状況を作って
いけると、圧倒的に有利に進められるのです。ご自身がリサーチを実施する
場合、まずは、近しいメンバーから探していくと良いでしょう。
その人に意思決定権があるなど、裁量が大きければ大きいほど、一緒に組
むことで活動が進めやすくなります。
私は、
組織に所属する以上、どんな職種でもユーザーと全く関係ないとは
言えないのではないか?
と考えて、仲間を探してきました。
ユーザーを理解する取り組みは、どの職種にも気づきを与える可能性があ
るし、知っておいて損はないと思います。
日常的な業務においては重なり合う面積が少ない職種でも、どこかでつな
がっている
ものです。となると、場面によっては、ユーザーのことが気にな
るところが出てくるかもしれない、そう思ったのです。 ...