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第
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章
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新 入 社 員のオンボーディングにリサーチの 力を使う
バーがいると安心です。
〈事前準備〉のインタビューの書記シートチェックについては、リサーチ
チームで書記シートを用意し、そこに当日の発話を記録する形にしています。
書記をする時にお願いしていることはたった一点だけで、「事実と推察は
分けて書く」 ことです。
対象者の発言はできる限りそのまま書く、「私はこう思った」などはその
場には書かずにおいてください、もし書きたい場合は、「
(名前)
XXX……」
などと分けて書いてください、と伝えています。
本来は発話をそのまま書き記すのがベストですが、インタビュー中の発話
スピードが速いため、書き慣れていないと難しい場合も多い
です。うまくで
きなかったという残念な気持ちで終えてもらうより、参加するハードルを極
力下げ、興味を持って参加してもらう方を優先しています。
そのため、書記の形式は議事録のようなマークダウンでもOK と伝えてい
ます。動画も撮影しており、細かなニュアンスを振り返れるようにもしてい
ます。
書記のフォーマットを揃えることで、見返した時に情報がパッと入ってく
る、書きやすい、情報の粒度が揃いやすいこともあると思います。他社の事
例では、エクセルの表に質問を書いて、そこに対応する形で埋めるようなも
のもありました。
インタビューをどういった場にしたいかをイメージしながら、組織やチー
ムに合ったやり方にカスタマイズしていただけると良い
と感じます。
書記体験一つとっても、ユーザー理解の扉を開くきっかけになるので、よ ...