19章まとめ
ついに本書の最後までやってきた。おめでとう。そしてここまで読んでくれてありがとう。私たちは本書でさまざまな個人や組織のストーリーを紹介しながら多くのことを語ってきた。変えたいことをすべて変える時間はないかもしれないし、本書で効果的なdevops文化として説明してきたもののなかには自分の現状とは関係のないものが含まれている場合もあるだろう。万能なソリューションはないことを思い出してほしい。大切なのは、あなた個人やあなたの周りの人たちにとっての問題を明らかにすることだ。つまり、今優先すべきいちばん切実な問題、あとで変えればよい問題、現在の自分たちにとっては問題ではないことを見分ける必要があるのだ。
私たちは、devopsを実践するための「唯一無二の正しい方法」、「全部入りのdevops」、devops-as-a-serviceといったものはないことを示してきた。また、個人のコラボレーション、チームや組織のアフィニティ、組織全体でのツールの使い方を改善するための考え方やアプローチ、組織がこれらの概念をもとに必要に応じて変化するための方法を説明してきた。読者は、製品の品質と社員の作業効率や幸福のすべてを向上させたい組織が、いろいろな方法でこれらの共通テーマを実現する方法を学んだはずだ。
これらの原則は、どのプログラミング言語を使っているか、インフラストラクチャーを管理するためにどのツールを使っているか、最新の光輝くコンテナ技術を使っているかどうかにかかわらず通用する。共通の目標の達成、共通の理解の浸透、健全で持続可能な価値観や習慣の発展のために効果的なdevopsの4本柱がどのように作用するかをしっかりと理解しよう。そうすれば、ひとつのツールや技術よりもはるかに長続きする文化を作る方向に向かっていける。どのように共同作業を進めていけばよいか、協調や協力の関係を修復し維持するためにどうすればよいかについて新たな理解を生み出したからこそ、devopsには大きな影響力があるのだ。 ...
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