January 2015
Intermediate to advanced
400 pages
5h 16m
Japanese
あなたは思い込みが激しい人だ。そのことを自覚しよう。
誰にでも思い込みはある(もちろん程度の差はある)。最もひどいのは起業家だ。
起業家は自分にウソをつくのが得意である。証拠もないのに誰かを説得しなきゃいけないのだから、ウソは起業家として成功するための必要条件なのかもしれない。何かに挑戦するときには、信じてくれる人が必要だ。スタートアップのジェットコースターのような経営をうまくやるには、起業家は思い込みの世界に常に片足を突っ込んでおく必要がある。
小さなウソは欠かせない。それが「現実歪曲空間」を作り出してくれるからだ。起業家にとって重要な部分だと言えるだろう。ただし、自分のウソを信じてしまうようでは、生き残ることなどできない。自分で作った幻想に飲み込まれ、壁にぶち当たって幻想が崩壊するまでそこから抜け出せないだろう。
自分にウソをつく必要はあるが、ウソをつき続けた結果、ビジネスを危険にさらすようなことになってはいけない。
そこで、データの出番となる。
どんなに説得力があったとしても、単なる思い込みはデータという強烈な光の下では輝きを失ってしまう。ウソに対抗するにはアナリティクス(分析)が欠かせない。これが誇張表現の陰と陽である。それから、スタートアップの成功にはデータ駆動の学習も欠かせない。これは資金が尽きるまでに何がうまくいくかを学習し、正しい製品や市場に向かって何度も挑戦するための方法である。
ぼくたちは直感が悪いことだとは思わない。直感とはひらめきだ。スタートアップの旅では、自分の直感に耳を傾ける必要がある。だが、直感を盲信してはいけない。直感は大切だが、ちゃんとテストしよう。直感は実験だとすれば、データは証拠だ。
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