
4.1
NumPy ndarray
:多次元配列オブジェクト
99
4.1.2
ndarray
のデータ型
dtype
は
ndarray
のデータ型です。これはメモリ上のデータ表現形式を示す特別なオブジェクトで、
データについてのデータということでメタデータの一種でもあります。
dtype
の役割は、ある
ndarray
が格納されるメモリ範囲が特定のデータ型で解釈されることを示すものです。
In [33]: arr1 = np.array([1, 2, 3], dtype=np.float64)
In [34]: arr2 = np.array([1, 2, 3], dtype=np.int32)
In [35]: arr1.dtype
Out[35]: dtype('float64')
In [36]: arr2.dtype
Out[36]: dtype('int32')
外部システムとのデータ連携における
NumPy
の柔軟さは、
dtype
なしに考えることはできません。
多くの場合、
dtype
はメモリ上にその要素の機械表現をそのまま保持します。このため、
ndarray
をバ
イトストリームとして直接読み書きしたり、ディスクに直接入出力したり、さらには
C
や
Fortran
といっ
た機械語に近い言語(いわゆる低水準言語)で書かれたアプリケーションと連携したり、といったこと
ができます。数値型の
dtype
には命名規則があり、
float
、
int
といった型名の後ろにビット長を示す数
字が付きます。例えば倍精度浮動小数点を考えると、これ ...