May 2026
Intermediate
336 pages
3h 45m
Japanese
戦略の欠如を嘆くエンジニアの声は多いですが、なぜそれが問題なのかを明確に説明する人はほとんどいません。「昔は景気がよかった」、「昔の子どもは親を敬った」などのように「以前のエンジニアリング組織にはちゃんと戦略があったのに」という決まり文句として語られてしまうのです。
本章ではまず、私が強く信じていることを掘り下げます。たとえドキュメント化されていなくても、どの組織にも必ずエンジニアリング戦略は存在しているということです。その上で、戦略(特にドキュメント化されたもの)に本気で向き合っている組織にとって、それがいかに貴重な機会となり得るのかを見ていきます。
この章では次の点を掘り下げていきます。
本章を読み終えるころには、戦略という取り組みには、あなたや組織の時間を投資する価値があると実感できるはずです。
私がこれまで働いてきたどの会社にも、自社にエンジニアリング戦略がないと感じているエンジニアが少なくとも1人はいました。私自身が経営幹部になり、エンジニアリング戦略をドキュメント化し共有する立場になった時にも、戦略の欠如を憂う声はなくなりませんでした。ただ不満の対象が、エンジニアリング戦略の欠如からプロダクト戦略や全社戦略の欠如へと移っただけでした。 ...
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