April 2020
Intermediate to advanced
552 pages
6h 13m
Japanese
これまで私たちは、関数への入出力は、変数が1つの場合だけを考えてきました。たとえば、y = square(x)やy = exp(x)などは、入力・出力ともに変数は1つです。しかし、関数によっては複数の変数を入力する場合があります。たとえば、図11-1のような「足し算」や「掛け算」などです。
図11-1 「足し算」の計算グラフと「掛け算」の計算グラフ(掛け算の演算は*で表す)
また、関数によっては、出力が複数の場合も考えられます。たとえば、図11-2のような関数です。
図11-2 出力が複数ある計算グラフの例(多次元配列を分割する関数)
以上の点を考慮して、私たちのDeZeroを可変長の入出力が扱えるように拡張します。可変長というのは、引数(もしくは戻り値)の数が変動する――その数が1、2、3、...のどれかを取る――ことを意味します。可変長の引数と戻り値に対応するために、ここではFunctionクラスを修正します。
それでは、複数の入出力に対応できるように、Functionクラスを修正していきましょう。それには、変数をリスト(もしくはタプル)に入れて処理することが考えられます。つまり、Function ...
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