April 2020
Intermediate to advanced
552 pages
6h 13m
Japanese
私たちがこれまで見てきたニューラルネットワークは、フィードフォワードと呼ばれる構造のネットワークです。フィードフォワードとは、信号が一方向に進むことを意味します。その特徴は、入力だけに依存して出力が決まることです。一方リカレント・ニューラル・ネットワーク(RNN)は、図59-1のようにループする構造を持ちます。
図59-1 RNNの構造
図59-1のようなループ構造によって、RNNの出力は自分自身へとフィードバックされます。それにより、RNNは「状態」を持つことができます。つまり、RNNへデータが入力されると「状態」が更新され、その「状態」に応じて出力が決まります。
本ステップのテーマはRNNです。RNNはフィードフォワードのネットワークと比較すると、計算が複雑になります。しかし私たちのDeZeroであれば、その複雑な計算でもシンプルに実装できます。ここでは、RNNの実装を示しながら、RNNの原理を説明していきます。
まずはRNNについて数式を使って説明します。ここでは、時系列データとして入力
があり、隠れ状態のを出力するRNNを考えます。ここでとは時系列データの時刻(もしくは番目)を意味します。また、RNNの状態は「隠れ状態 ...
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