
316
14 章 ノーベル賞可視化のイメージ
それぞれの受賞は可視化の一番重要なものなので、この時系列グラフを中央の要素の上の先頭に
目立つように配置します。中央の要素は地図にして、受賞の国家間の特性を反映してユーザに地理
的傾向を示すようにします。
14.5
選択した受賞国の地図
地図は
D3
の強みの
1
つで、古典的なメルカトル図法から
3
次元球面地図まで、多くの投影法が
選択できます
†
。地図はとても魅力的ですが、必要ないのに乱用されることが多く、また地理的では
ないデータには向きません。例えば、人口統計情報を扱うときなどは注意しないと、小さな地域の
方がずっと人口が多いときでさえ、ヨーロッパ諸国や米国の州などの地理的に大きな地域のほうが
人口が多く見えてしまいます。この歪みは避けがたく、結果として表示が不適切となります
‡
。
しかし、ノーベル賞は国際的な賞であり大陸別の受賞分布が知りたいので、世界地図はフィルタ
リングしたデータの表現に向いています。それぞれの国の中心に塗りつぶした丸を重ね合わせて受
賞者数の多さ(絶対数や
1
人当たりの受賞者数)を示したら、面積が大きい方に有利な歪みを避
けられます。ヨーロッパには面積が比較的小さな多くの国々があるので、この丸が重ねて表示され
るでしょう。丸を少し透明にすると、重ね合わることができ、不透明度を加える
§
ことで受賞密度
も表現できます。図
14-3
にこの例を示します。■
† これらの
3D
正射図法は、
WebGL
などの
3D
グラフィックスコンテキストを使っていないという意味で「偽」 ...