11章戦略入門
今日はあまりよい日ではありません。ここ2時間、あなたは緊急の会議に参加していました。というのも、会社最大の顧客が契約をキャンセルしたのです。Microsoftがあなたの会社の製品とまったく同じことをする新製品を発表しましたが、価格は半分です。CEOのコリーは動揺し、CTOのジョンは対策を立てようとしています。
「どうして事前に気づけなかったんだ?」とコリーが言います。「これからどうする?」
「Microsoftは昨日リリースしたばかりなんだ、コリー」とジョンが答えます。「何も兆候はなかった。きっと彼らはこの取引を進めながらリリース準備をしていたんだ」
コリーは床を見つめます。「新しい戦略が必要だ」と言います。「うちの製品がなぜ優れていて、何が違っていて、なぜ追加料金を払う価値があるのかを明確に示さないと。もし明日さらに顧客を失って、その次の日にも失ったら、年末には深刻な状況になってしまう」
「そうだな」とジョンが言います。「でも、今の戦略は何なんだ? そもそも何を目指していたんだ?」
「それが問題だ」とコリー。「実は戦略なんてなくて、ただこの製品を作って、ドカンと大当たり。運もよく、タイミングも完璧だった。直感を頼りに進めて、それが奇跡的にうまくいった。今まではね」
「じゃあ、どうやって戦略を立てればよいのでしょうか?」とあなたが聞きます。
「今年行うすべての取り組みについて計画を立てる必要がある。自分たちこそが顧客にとって最も自然な選択肢となるようにしないと」とジョンが言います。
「それは戦略じゃなくて、計画ですよ」とコリー。
「でも、計画なしに戦略は立てられないだろ」とジョン。「目指すものがわからないのに、どうやってやることを決めるの?」
「やることを決めるには、まず何を目指すかを明確にしないと」とコリー。「そうじゃないと、ただやることリストを作ってるだけ。今までずっとそうしてきたけど、それがうまくいってないわけで」 ...
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