
18
脅威は大きく以下の3 つに分けられます。図1-5、図 1-6 も参考にしな
がら、具体的に見ていきましょう。
人が原因となる「人的脅威」
人によって発生する脅威のことをと呼びます。人的脅威はさら
にとに分けられます。
意図的な脅威としては、機密情報を持ち出す「不正持ち出し」や、情報
の盗み見、ソーシャルエンジニアリング
※1 などが該当します。
偶発的な脅威としては、メールの誤送信やUSBメモリの紛失などが挙
げられます。原因として、従業員のセキュリティ意識が低いことや、社内
で規程が定められていないなどの理由も考えられます。
サイバー攻撃による「技術的脅威」
悪意のある者の攻撃などによる脅威はと呼びます。例えば不
正アクセスやネットワークの盗聴、通信の改ざんだけでなく、
と呼
ばれるセキュリティ上の不具合を狙った脅威もあります(第4 章の を
参照)。コンピュータウイルスやマルウェアに感染させるのもこれに該当
します。
情報資産が破壊される「物理的脅威」
情報資産の破壊などによって発生する脅威をと呼びます。地
震や火災、水害、病気によるパンデミックなどの災害はと呼ば
れることもあります。そのほか、コンピュータの破壊や窃盗なども考えら
れます。
1-3
脅威の分類
人的脅威、技術的脅威、物理的脅威
※1 ソーシャルエンジニアリング:清掃員になりすまして書類を盗み出す、パスワードを入力時に覗き見るなど、
コンピュータやネットワークを使わず、侵入に必要な ...