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銀行などで多く使われている「ワンタイムパスワード」
Webサイトにログインするときなどに、一度限りのパスワードを使用す
る方法をと呼びます。アプリでスマートフォンの画
面に表示するタイプや、メールで送信するタイプ、パスワード生成器を事
前に配布するタイプなど、いろいろな方法があります(図1-21)。
一定時間が経過すると自動的に変更され、一度使われたパスワードは無
効になるため、パスワードが盗まれてしまった場合でもワンタイムパスワ
ードを知らない第三者はログインできなくなります。
ログイン時にスマートフォンなどに認証コードを通知するも、
ワンタイムパスワードに分類されることがあります。
複数の情報を組み合わせて認証する
銀行のATMなどに使われる暗証番号が、4 桁程度の数字でも安全に利用
者を識別できるのはなぜでしょうか。その理由は、キャッシュカードや通
帳を「持っている」からです。コンピュータの場合も、IDやパスワードの
ように「知っているもの」と、IDカードなど「持っているもの」を組み合
わせると安全性を高められます。
他にも、指紋など本人しか持ち得ない生体情報(バイオメトリクス)も
利用できます。以上のように、認証に使える要素は、、
に分類され、これらをと呼びます(図1-22)。
知識情報は忘れたり漏えいしたりするリスクがあり、所持情報は紛失や
盗難に遭うといったリスクがあります。そこで、これらの要素を組み合わ
せてお互いの問題点を補完し合う ...