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インターネット上には公序良俗に反するサイトや、閲覧するだけでマル
ウェアに感染してしまうサイトがあります。こういったサイトに偶然アク
セスしてしまう利用者を守らなければなりません。
未成年者などが悪質なサイトにアクセスできないようにする技術の1 つ
として、があります。アクセスしようとしたURL
が、有害なURLのリストに含まれていないかどうかで判断する手法が一
般的です(図6-20)。
最近では企業においても、スタッフの生産性を向上させる(業務に無関
係のサイトを閲覧させない)ためや、掲示板への投稿による情報漏えいか
ら組織を守るために導入されることが増えています。
URLフィルタリングで許可するURLを1つ1 つ管理するのは大変です。
そこで、表示しようとしているコンテンツの内容を監視して、有害情報か
を判断するがあります。
不適切なキーワードが含まれているページなど、その内容に問題があれ
ば接続を拒否したり(図6-21)、職場・学校などで私的なネットを利用す
ると通信を遮断したりする方法が使われます。
ただし、青少年を保護する目的であればフィルタリングだと考えられま
すが、プロバイダなどによって行われると「ネット検閲」に該当する可能
性があります(図6-22)。
例えば、日本国憲法の第21 条には「検閲は、これをしてはならない。
通信の秘密は、これを侵してはならない」とあります。また、電気通信事
業法の第3条には「電気通信事業者の取扱中に係る通信は、検閲してはな ...