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13 章 セキュリティとコンテナに対する制限
13.6
イメージの起源
イメージを安全に使うためには、そのイメージがどこから来たもので、誰が作成したものなのか
という起源が保障されていなければなりません。自分たちが取得しているイメージが、元々の開発者
がテストしたイメージとまったく同じであり、保存や転送に際して誰にも改変されていないことが
保障できなければならないのです。このことが検証できないのであれば、そのイメージは壊れてい
るかも知れず、さらに悪いことには、悪意を含む何かに置き換えられているかも知れません。これ
までに議論した
Docker
におけるセキュリティ上の問題を踏まえれば、これは大きな懸念事項です。
悪意のあるイメージが、ホストに完全なアクセス権を持つことを想定しなければならないのです。
起源は、コンピューティングにおいてはとても新しい問題とは言えません。ソフトウェアあるい
はデータの起源を確実なものにする主要なツールは、セキュアハッシュです。セキュアハッシュ
は、データにとっての指紋のようなものであり、与えられたデータに特有の(比較的)小さな文字
列です。データに変更が行われれば、ハッシュも変化します。セキュアハッシュを計算するための
アルゴリズムは複数あり、それぞれに複雑さや、ハッシュが固有であることの保障度合いが異な
ります。最も一般的なアルゴリズムは
SHA
(これにはいくつかのバリエーションがあります)と
MD5
(これは根本的な問題を抱えているので、避けるべきです)です。あるデータに対するセキュ ...