Ⅱ部
Docker
のある
ソフトウェアライフサイクル
Ⅰ部では、コンテナの背後にある考え方を紹介し、その基本的な使い方に慣れました。Ⅱ部で
は、さらに足を踏み入れていき、
Docker
を使って
Web
アプリケーションの構築、テスト、デプ
ロイを行います。開発、テスト、実稼働における
Docker
コンテナの使い方を見ていきましょう。
本章で焦点を当てるのは、単一のホストのシステムです。複数のホスト上のコンテナのデプロイと
オーケストレーションに関する情報は、Ⅲ部を参照してください。
Ⅱ部を終える頃には、ソフトウエアの開発プロセスへの
Docker
の組み込み方と、日々快適に
Docker
を使う方法を理解できるでしょう。
Docker
を最大限に活用するには、
DevOps
のアプロー
チを取り入れることが重要です。特に、開発をしている間、ソフトウェアを実働環境で動作させる
方法について考えることになります。そうすることで、さまざまな環境へのデプロイメントの苦痛
を和らげることができるのです。
コンテナは、数週間や数ヶ月といった単位でリリースサイクルが回るような、エンタープライズ
ソフトウェアのモノリスを構築することには適していません。その代わりに、自然にマイクロサー
ビスのアプローチを取り、継続的デプロイメントといった手法を試してみることになるでしょう。
そうすることで、実働環境へのプッシュを毎日数回行っても安全なようにできるのです。
コンテナ、
DevOps
、マイクロサービス、継続的デリバリのメリットは、基本的には高速な
フィードバックループという発想から来るものです。イテレーションを速く回すことで、短い期間
に高品質のシステムの開発、テスト、検証を行えるようになります。