2章ごちゃごちゃをすっきりと
受け手がメッセージを理解するのに苦労するようでは、コミュニケーションがうまくいくことはまずないだろう。この章では受け手の認知的負荷を軽減するのに役立つパターンとアンチパターンを探る。図のメッセージがわかりにくい原因を明らかにして対処し、必要に応じて複数の図にメッセージを分割しよう。
2.1 色の使いすぎ
色の使いすぎのアンチパターンについて話すとき、私はユニコーンの爆発に喩えることが多い†1。ほとんどの場合、図で使われる色はまったく考慮されていない。多くの色を使いすぎると、受け手は(たとえ凡例があっても)かなり頭を働かせないと色の意味がわからなくなる。さらに悪いことに、無意味に色を使うことで、受け手は意図されたメッセージとは関係ないところで頭を酷使してしまう。
[†1] 訳注:ユニコーンは色とファンタジーの象徴とされており、それの「爆発」と表現することで色が多すぎて管理しきれないカオスになっている状態を指している。
通常このアンチパターンは、図の作成者が色に無頓着であったり、視覚的コミュニケーションにおける色の重要性を軽視していることが原因だ。色の決定に時間をかけることなく、手間が惜しいとかいつも通りという理由で、デフォルトの色や適当に選択した色を使っているのだろう。
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視覚的プレゼンテーションで色を考慮しないことは「安物買いの銭失い」のいい例だ。図を作成する時間は節約できるかもしれないが、後でもう一度受け手に説明したり図を書き直したり、あるいはコミュニケーションのすれ違いから生じた混乱を片付けたりするために、より多くの時間(ひいてはお金)を費やすことになるのだ。コードのバグを早期に修正することが、長い目で見ればお金と時間の節約になるのと同じように、早いうちからコミュニケーションを正しく行うことも重要だ。 ... |
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