3章アクセシビリティ
多くの人は、ソフトウェアの世界でアクセシビリティという言葉を聞くと、すぐにスクリーンリーダー(目の見えない人や視力の弱い人のためのもの)を思い浮かべるが、それ以上のことは考えない。しかし、テクノロジー分野におけるアクセシビリティはそれ以上のものを含んでいる。
図を作成する際には、受け手がその図を完全に読めるかどうかを考慮する必要がある。ステークホルダーがあなたのメッセージを十分に理解できなければ、お互いに損をすることになるからだ。
アクセシビリティは、障がい(一時的であれ永続的であれ)や特別なニーズを持つ人のためだけのものではない。図や視覚表現は、受け手の知識や担当する業務、プロダクトや対象業務への習熟度などがバラバラであっても理解できるようにしなければならない。受け手の使用している画面サイズや読解にかけられる時間など、受け手環境も図のアクセスしやすさに影響を与える。
本章を読めばスクリーンリーダー以外のアクセシビリティを考慮し、より多くの人がアクセスできる図を作成できるようになる。
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誰もが障がい者になる可能性がある。そこで問題になるのは周りの環境だ。目標にすべきはすべての人を平等な立場に置くことだ。 |
3.1 色に頼る
色だけを使って意味を表す場合(例えば、図の更新を表すために箱の色を変える)、色に依存して情報を伝えていることになる。色に頼るアンチパターンのもっとも典型的で一般的な形は、色だけでポジティブとネガティブを表現し、判例などの意味を示す他の手段を提供しないことだ。例えば、緑は「良い」「進め」を表し、赤は「悪い」「止まれ」を表す。信号機では、少なくとも位置を使って色の意味を示しているが、図ではこの種の手がかりさえなしに赤と緑が使われることが多い。 ...
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