
11.5
多次元尺度構成法(
MDS
)
229
これで全てです。これまでのPCAの例とは対照的に、LDA の場合は
fit_transform()
メソッド
の引数に、クラスラベルを入力している点に注意しましょう。それゆえに、PCAが「教師なし」の特徴
抽出手法であるのに対して、LDAは「教師あり」の手法です。結果は図11-10のように期待通りのもの
になります。
図11-10
それでは、なぜ最初にPCAを用いるのでしょうか? LDA だけ用いれば良いのではないでしょう
か? 現実はそこまで単純に割り切ることができません。クラスの数が増え、クラスあたりのサンプル
数が少なくなるにつれて、LDAは上手く機能しなくなります。また、PCAは異なる訓練データ集合に
対してLDAほど敏感ではないようです。そのため、PCAとLDA のどちらの手法を使うべきか助言で
きるとしたら、それは「状況による」としか言いようがありません。
11.5
多次元尺度構成法(
MDS
)
PCAは分散に関する最適化問題を解くことに相当します。一方で、多次元尺度構成法(MDS)は次
元を減らすときに、できるだけ相対距離を保つようにします。これは高次元からなるデータセットに対
して、視覚的な印象を把握したいときに有効な手法です。
MDSはデータ自体については気にかけません。その代わりに、データ間の相違性について注目し、
その相違性をデータ間の距離で表します。MDSアルゴリズムで最初に行うことは、距離行列を計算す
ることです。今、全部でN 個のデータポ