
実例を対象とした分類法入門
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章
実例を対象とした分類法入門
花の写真からその花の品種を言い当てることがコンピュータにできるでしょうか? 機械学習の観点
からは、この問題に対して次のようなアプローチをとることができます。まず、品種別に花の画像を用
意して、コンピュータに分類する方法(ルール)を学習させます。そして、品種のわからない画像に対
しては、学習したルールを用いて分類を行います。これはクラス分類(classification)または、教師あ
り学習(supervised learning)と呼ばれる手法です。このような問題は、数十年前に遡る古典的な問題
でもあります。
本章では、自力で実装できる単純なアルゴリズムを用いて、サイズの小さいデータセットを対象に、
いろいろなことを探索していきます。本章の目標は、クラス分類について基本的な原理を理解すること
です。ここで学ぶことは、残りの章で学ぶさらに複雑な手法(当然その時は、他の人が書いたコードを
利用します)についての基盤となるでしょう。
2.1
アイリスデータセット
アイリスデータセット
†
は、1930年代からある伝統的なデータセットです。統計分類の分野で近代的
なサンプルデータであり、初期から使われているデータの一つです。
データの中身は、アイリスという花に関するものです。アイリスにはいくつか品種があり、アイリス
データセットは3 つの異なる品種のサンプルデータから構成されています。また、アイリスの品種は花
の形状から分類することができます。近年で