
2.5
まとめ
43
図2-6
また、別の方法として、木構造の分類器を考えることができます。そのためには、まず、取りうる可
能性のあるラベルについて、二つのグループに分けます。そして、「このデータは右と左のどちらのグ
ループに入れるべきか?」ということを判断できる分類器を作成します。このグループ分けを繰り返し
行うことで、最終的に一つのラベルを得ることができます。図2-6は、アイリスデータセットを対象に
して、木構造からなる二項分類を行う例が示されています。ひし形は二項分類を行う分類器を表しま
す。また、この木構造を拡張することで、より多くの決定を行うことができます。つまり、二項分類を
組み合わせることで、クラスの数がどれだけ多くても分類できるということです。
二項分類だけが行える分類器を、多項分類が行える分類器へと拡張する方法は、他にもたくさんあ
ります。あるひとつの手法が、全ての場合で、他より優れているということはありえません。し
かし、
一般的によく用いられる手法であれば、理想的な手法と正解率が大きく違うということもないでしょう。
機械学習で扱われる分類器のほとんどは、二項分類をおこなうシステムです。一方、現実の世界で
扱われる問題は、多項分類の問題がほとんどです。多項分類を行う問題を二項分類の組み合わせへと
分解するアルゴリズムはいくつも存在します。そして、そのアルゴリズムを用いることで、二項分類の
モデルを多項分類を行う問題に適用することができます。
2.5
まとめ
本章では、どちらかと言えば理論的な