
8.2
バスケット分析
167
8.2.1
役立つ予測を行う
多くのオンラインショップが「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のようなフレーズ
を用いてますが、実際のシステムはその言葉通りのことを行っていません。なぜなら、もしその言葉通
りのシステムだったとしたら、よく購入されるアイテムに“騙される”からです。つまり、ユーザの嗜
好は考慮せずに、人気のあるアイテムを推薦することになるからです。
たとえば、スーパでは多くの人がパンを買います(ここでは、スーパに来る人の50%がパンを買うと
しましょう)。そうする、特定のアイテムについて、たとえば食器洗剤について、何と一緒に買われて
いるかを見た場合、パンも一緒に買われていることがわかるでしょう。実際、食器洗剤を買う人の
50%がパンも買います。しかし、パンは誰もがよく買うものなので、どのようなものであったとしても
一緒に買われることになります。
ここで本当に求
めていることは、「この商品を買った人は、次の商品を買う傾向が統計的に平均より
高い」ということです。そのため、もし食器洗剤を買った場合、パンも一緒に買うケースが多くなりま
すが、そのような傾向が平均より多いというわけではありません。同様に、書店において、これまで購
入してきた本を無視して単純にベストセラーを推薦したとすると、それはユーザの嗜好を無視してレコ
メンドを行っていることになります。
8.2.2
スーパの買い物かごを分析する
ここではデータセットとして、ベルギーにあるスーパマーケットでのト