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アルゴリズムクイックリファレンス 第2版
book

アルゴリズムクイックリファレンス 第2版

by George T. Heineman, Gary Pollice, Stanley Selkow, 黒川 利明, 黒川 洋
December 2016
Intermediate to advanced
440 pages
9h 44m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from アルゴリズムクイックリファレンス 第2版
284
9
章 計算幾何学
する。言い換えると、
x
座標の最も小さい点である。そのような点が複数ある場合は、
y
座標の最も小さい点を選ぶ。
n
個の点が与えられると、
C(n, 3)
、すなわち
n*(n
1)*(n
2)/6
個の異なる三
角形ができる。点
p
i
P
が、
P
内の他の異なる
3
点が構成する三角形の内部に含ま
れているなら、凸包を構成する要素にはなりえない。例えば、 9-1の点
p
6
は、
p
4
,
p
7
, p
8
の作る三角形により排除される。各三角形
T
i
について、力任せの
遅い凸包
Slow Hull
)アルゴリズムで残りの
n
3
個の点のいずれかが
T
i
の内部にあるか確
かめて、凸包の候補から取り除くことができる。
凸包の点がわかったなら、左端の点を
L
0
とラベル付けして、
L
0
を通る垂線との角
度で、他のすべての点を整列することができる。凸包の任意の
3
点列
L
i
, L
i
1
, L
i
2
は、右回りになる。この性質が
L
h
-2
, L
h
-1
, L
0
についても成り立つことに注意する。
この非効率な方式は、
O(n
4
)
回の三角形の検出ステップが必要になる。次に、凸
包を計算する、効率的な
凸包走査
Convex Hull Scan
)アルゴリズムを提示する。
図9-1 平面上の点集合とその凸包を描いた例
9.3
 凸包走査
Andrew
によって発明(
1979
)された
凸包走査
は、問題を、上側の凸包部分の構
築と下側の凸包部分の構築とに分割する。最初に、全点を
x
座標で整列する。
x
標が同じなら
y
座標で整列する。上の凸包部分は、
P
の左端の
2
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ISBN: 9784873117850Other