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アルゴリズムクイックリファレンス 第2版
book

アルゴリズムクイックリファレンス 第2版

by George T. Heineman, Gary Pollice, Stanley Selkow, 黒川 利明, 黒川 洋
December 2016
Intermediate to advanced
440 pages
9h 44m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from アルゴリズムクイックリファレンス 第2版
328
10
章 空間木構造
10.5.2
 文脈
この方式を、クエリ点
x
p
P
の各点との距離をそれぞれ計算する力任せ方式
と比較するときには、次の
2
つの重要なコストを考慮しなければならない。
(1)k-d
木構築のコスト、
(2)
木構造の中でクエリ点
x
を見つけるコストである。これらのコ
ストとのトレードオフは、次のようになる。
次元の数
次元数が増大すると、
k-d
木構築のコストは、その有用性を圧倒する。
20
次元を超えると、全点を直接比較する方式よりも効率が落ちると信じ
ている専門家もいる。
入力集合の点の数
点の個数が少ないと、構造構築コストが性能向上を上回る可能性がある。
二分木は、木への節点を追加削除しても平衡を保てるため、効率的な探索構造を
保つことができる。残念ながら
k-d
木では表現する次元平面の構造情報が複雑なた
めに、簡単に平衡をとれない。理想解は、
(a)
葉の節点が木の同じレベルにあるか、
あるいは
(b)
すべての葉がすべての他の葉から
1
レベル以内にあるような
k-d
木を最
初に構築することだ。
10.5.3
 解
k-d
木があるとして、
最近傍法
例10-1のように実装される。
10-1
k-d
木による最近傍クエリの実装(
KDTree
のメソッド)
public IMultiPoint nearest (IMultiPoint target) {
if (root == null) return null;
//
対象が挿入されるとしたら、親になるであろう節点を見つける。
//
これは、最近点の最良の候補となる。 ...
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ISBN: 9784873117850Other