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アルゴリズムクイックリファレンス 第2版
book

アルゴリズムクイックリファレンス 第2版

by George T. Heineman, Gary Pollice, Stanley Selkow, 黒川 利明, 黒川 洋
December 2016
Intermediate to advanced
440 pages
9h 44m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from アルゴリズムクイックリファレンス 第2版
4.3
 ヒープソート
67
void *tmp = ar[i];
ar[i] = ar[maxPos];
ar[maxPos] = tmp;
}
}
}
選択ソートは本章で述べる整列アルゴリズムの中で最も遅い。最良の場合(すな
わち、配列が既に整列されている場合)でも二乗時間かかる。ほとんど同じ作業を
一切学習せずに繰り返す。
A
の最大要素
max
の選択には、
n
1
回の比較が要り、
2
番目の最大要素の選択には
n
2
回の比較が必要なので、進歩が少ない。この比較
の多くは、無駄になっている。なぜなら、要素が2番目より小さいなら、最大要素
でないのだから、最大要素にはなり得ないし、
max
の計算に関係しない。この性能
が悪いアルゴリズムを詳しく述べるのはやめて、選択ソートの背後にある原則をさ
らに効果的に使えることを示す
ヒープソート
について次に述べよう。
4.3
 ヒープソート
n
要素の非整列配列
A
の最大要素を見つけるには、少なくとも常に
n
1
回の比較
が必要だが、直接比較する要素の個数を最小化できないものだろうか。例えば、ス
ポーツのトーナメントでは、
n
個のチームから「ベスト」チームを決めるのに、優勝
者は他の
n
1
チームすべてと試合をするわけではない。米国で最も有名なバスケッ
トボールの試合の
1
つに、
NCAA
チャンピオンシップ・トーナメントがあるが、こ
れは、本質的には全米
64
大学のチームが競う
1
。最終的に優勝チームは、決勝戦に
出るまでに
5
つのチームと試合をするので、
6
回勝たないといけない。
6
log (
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ISBN: 9784873117850Other