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それでは、本章から大規模言語モデルを使いこなすための具体的な
プロンプトの作成技術について紹介していこう。
大規模言語モデルに何らかのタスクを実行させる際に用いるプロン
プトのフレーズと構造を「プロンプトパターン」と呼ぶ。
たとえば、第2章で例として挙げた「むかしむかし、あるところに
おじいさんとおばあさんが住んでいました。」という文章をプロンプト
として与えると、高い確率で「おじいさんは山へ……おばあさんは川
へ……」という桃太郎のお話を生成する。つまりこのフレーズは、桃
太郎の物語を生成するためのプロンプトパターンと見ることができる。
それでは、大規模言語モデルに「はい」か「いいえ」と答えさせた
い場合にはどのようなパターンを使うと良いだろうか。必ずある特定
の言葉を含めてほしいときは?何かを要約してもらう場合は?質問
してもらいたい場合は?特定の形式で出力してほしいときは?……こ
うした課題を、プロンプトパターンを活用することで解決できる。 ...