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大規模言語モデルに対して、特定のタイプの応答や思考過程を促す
ためにテンプレート化されたプロンプトをトリガープロンプト(Trigger
Prompt)やリーディングプロンプト(LeadingPrompt)と呼ぶ。
たとえば前章の「ペルソナパターン」で紹介した「~のように振る舞っ
てください」も「ある役割に準じた思考や発言を促す」という意味で、
トリガープロンプトの一種と見ることができる。
これまでにさまざまな種類のトリガープロンプトが提案されている
が、中でも有名なものは本章4-1節で紹介する「ゼロショットCoT パ
ターン」だ。このパターンは、問いたい質問の最後に「一歩一歩問題
を解いてみよう。」という文言(トリガープロンプト)を付け加えるだ
けの単純なものである。「一歩一歩……」の前に「常識に基づいて」や
「探偵のように」といった修辞を付けることも可能だ。
この短い魔法の言葉によって、モデルは解を導くまでの論理的なス ...