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5-1:自己一貫性パターン
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えずとも、回答のバリエーションを複数生成することは可能である。
しかし、性能の良いモデルであるほど、比較的予測可能で一貫した回
答が生成されがちである。より多様な推論パスや回答を得る上で、API
を用いたハイパーパラメータやサンプリング上の工夫は必要だろう。
前章のCoVeパターンもそうだったが、大規模言語モデルを柔軟に、
より高度に使いこなすためには、こうしたAPIを利用するためのプロ
グラミングは避けて通ることができない。
自己一貫性パターンでは最終的には単純な多数決を用いた。しかし、
複数の回答を大規模言語モデルにさらにレビューさせるなど、より発
展的な方法も考えられる。私たち人間も、複数の意見に対して多数決
ではなく議論によって最終結論に至るケースがある。AIエージェント
が互いに議論することで、より優れた結論に至る道筋も十分考えられ
るだろう。そうした民主的なプロセスを基盤としたプロンプトやAI
エージェントのデザインは価値ある挑戦だ。