
078
第3章:プロンプトパターン
ペルソナを使いこなす
前節では「Xのように振る舞ってください」というペルソナパター
ンを通じて、大規模言語モデルに誰か(あるいは何か)のように振る
舞わせる方法を学んだ。誰かのように振る舞えるということは、逆の
立場から見れば、特定のペルソナに向けた回答を生成できるというこ
とでもある。
これを「オーディエンス・ペルソナ(AudiencePersona)」パター
ンと呼んでいる。大規模言語モデルに、指定されたペルソナに向けた
特定の答えを作り出すように指示するためのプロンプトパターンだ。
指定したオーディエンスについての情報をモデルから引き出し、そ
のオーディエンスに合わせた最適な回答を生成する。これは、話し方
や話す内容について「これを言ってはいけない。もっと簡単に。もっ
と詳しく。」といった個別具体の指示を与えるのではなく、「目の前の
人々に対してあなたが持つべき会話の方向性」を示すものだ。
このパターンを使って、異なるオーディエンスを対象にした回答を
3-2
オーディエンス・ペルソナ
パターン