7章アイソレーションパターン
ここまでは会社の成長に関するリチーミングパターンを見てきました。会社がリチーミングするもう1つの理由は、仕事の性質です。すなわち、これから取り組もうとしている新しい仕事は、チームを変えるか、新しいチームを立ち上げて取り組むのが最善のこともあるのです。これがリチーミングのアイソレーションパターンの存在理由です(次の章で説明するマージパターンも同じです)。
新しい大胆なアイデアを追求するときに、集中が必要であれば、アイソレーションパターンを使って別のチームを作り、そのメンバーに自由に取り組んでもらうことを検討します。このパターンは、予期しない緊急事態が発生して、集中して対処が必要なときにも同じようにうまく機能します。私が最初に所属していたスタートアップが社運をかけてピボットしたときに、このパターンを経験しました。このときのストーリーは本書の「はじめに」でも触れましたが、本章で詳しく説明します。
新しい仕事や緊急事態だけではありません。会社が大きくなるにつれて、プロセスや手続きが形式的になっていくことに気づきました。そして、注意しないと、物事にかかる時間が長くなり、重荷に感じるようになります。これは、1章で説明した硬直化の罠もしくは停滞期と同じです。すばやく物事を進めたいときに、プロセスが重たいと感じるようになります。アイソレーションパターンを使うことで、このようなダイナミクスを再調整できるのです。
ダイナミックリチーミングのアイソレーションパターンは、チームを切り出して分離して配置し、以前の仕事とは違うやり方で仕事を進める自由をチームメンバーに明示的に与えます。既存のチームは今までどおり動かし続けながら、新しいチームを明確に分けて変化を促します(図7-1 ...
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