
020
Bluetooth Low Energyをはじめよう
リンク層
リンク 層 は PHYと直接インタフェースする部分で、通常はカスタムハードウェアとソフトウェ
アの組み合わせとして実装される。またリンク層は、規格で定義されたタイミング制約のす
べてを満 たす 責 任を負っているため 、プ ロトコルスタック 全 体 の 中 で 厳しいリア ルタイム の
制約が課される唯一の層でもある。したがってリンク層は、複雑さとリアルタイム要件を他
の層から隠すための標準インタフェースを用いて、プロトコルスタックの上位層から分離さ
れ て い る の が 普 通 だ( 028ペ ー ジ の「 ホ スト・コ ント ロ ー ラ ー・イ ン タ フ ェ ー ス( HCI)」を 参 照 )。
計算量が大きく自動化が容易な機能は、プロトコルスタック中のソフトウェア層すべてを
実 行する CPU の 負 荷を軽 減 するため 、シリコン ベンダーによって ハ ードウェア に 実 装され
るのが普通だ。この機能には、通常は以下の処理が含まれる。
• プ リ ア ン ブ ル 、ア ク セ ス ア ド レ ス 、そ し て 無 線 プ ロト コ ル の フ レ ー ミ ン グ
• CRC の生 成と検 証
• デ ー タ の ホ ワ イト ニ ン グ
*1
• 乱数発生
• AES 暗号化
リンク層のソフトウェア部分は無線のリンク状態(他のデバイスとのコネクション状況)を
管 理する。ユースケースと要 件 に応じて、BLEデ バイスは ...