
084
Bluetooth Low Energyをはじめよう 5. ハ ード ウェアプラットフォーム
完全にフラッシュベースのデバイスであることが、製品設計者にとって重要な
nRF51822の差別化要因だ。つまり、書き換え可能なフラッシュメモリにBLEスタック が
書き込まれているため 、必 ずしも新しいリビジョンのシリコンを必 要とせず 、コアスペックの
進 化 に 追 随してアップ デ ートすることができる 。
この選択の短所としては、ROM ベ ー ス の ソ リ ュ ー シ ョ ン と 比 較 し て 、デ バ イ ス ご と の 製
造コストが多少上乗せされるという点がある。しかしBluetoothコア 規 格が 速い ペースで
発 展していることを考えれば 、このギャンブルは 長 い目で 見て 利 益をもたらすだろう。これによっ
てNordicは 、低 コ スト の ROM ベースのチップを選 択した他 のシリコンベンダーよりも、す
ばやく最新スペックをサポートした製品を市場へ投入できる可能性があるからだ。
SoftDeviceアーキテクチャ
Nordicは( 独 自 の 2.4GHzプ ロト コ ル や ANT+など BLE 以外の標準に利用すること
も可能な)チップ上に BLEサポートを実装するために、同社がSoftDevice(SD)と 呼 ん
でいるものを利用している。SoftDeviceは、基本的にフラッシュメモリの最下位に位置
す るブ ラック ボック ス で 、BLEスタ