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組み込みツールチェイン
mbedは有効な組み込み開発プラットフォームであり、プロトタイプから製品への明確な
パスを提供してくれるが、どんなベンダー中立な高レベル APIやプラットフォームであっても
低レベル詳細実装のコントロールが多少なりとも犠牲になってしまうことは避けられない。
一般的には、使いやすさのためにコードやドライバの低レベルでの最適化が失われること
になる。このトレードオフは多くの状況で道理にかなうものだが、組み込み開発すべてに
適用できるようなアプローチではないことも明らかだ。
製品設計の世界では、使いやすさよりも性能や制御性が優先されることが多いし、今で
も技術者の多くは実装の詳細をすべて自分でコントロールし、独自の低レベルドライバを
作 成したり独 自 のビルド 環 境を準 備したりすることを 好 んでいる。独 自 の 低レ ベ ルドライバ
を書くには開発工数がより多く必要となるが、製品で動作するコードを最大限コントロール
できることも確実になる。またプロセッサをより詳細に理解する必要があるので、性能やコ
ストの大幅な最適化が可能となる。
組み込み製品の場合、サイズと性能についてコードを完全に最適化できることは非常
に重要だ。例えばコードサイズを最適化すれば、小規模で安価なプロセッサを使えるため、
部品費用が2ドル から 3ドル節約でき、結果的に小売価格が5ドルや 10ド ル 、あ る い は そ れ
以上違ってくることも珍しくない。このようなコストの節減が、製品が成功するか