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ここまでで、正規化、ER 図、非正規化(あるいは非正規化はなぜすべきでない
か)について学習してきました。これで論理設計の基礎を一通りカバーしたことに
なります。第6 章までを基礎編とするなら、本章以降を応用編や実践編と名づけて
もいいのですが、実際のところ、本章で紹介するのは、真似してはいけない設計
のパターンです。こういうパターンをIT業界では「」と呼んでい
ます。わざわざこのようなパターンに注目するのは、それだけ世の中にそういう設
計が多く存在している、ということでもあります。こういう設計ばかりを集めた本
(アンチパターン集)も出版されているぐらいです。
初心者の方の中には、まだイメージが湧かない人もいるかもしれませんが、シス
テムの品質を決めるのは、設計です。プログラミングではありません。「
」という有名な言葉がありますが、システム開
発においては、設計が戦略、プログラミングが戦術に相当します。
が、しかし! 思い切って予言してしまいますが、みなさんが実際に開発の現場
に出て、既存の設計書を見ると、たびたび驚くことになるでしょう。そのときの気
持ちを一言で表わすなら次のようになります。
実は、世の中のシステムには、正規化も何もかも無視した論理設計があふれか
えっているのです。ほとんど無