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同じ名前を持つテーブル、同じ名前を持つ列は存在してはいけません(もし作ろ
うとしても、エラーになります)。この場合、問題なのはその範囲です。列の場合
は、同じテーブルの中で同じ名前を二つの列に使うことはできません。これはわか
りやすいと思います。
一方、テーブルの場合は、DBMSが設定する範囲内においては、同じ名前を使
うことができません。この範囲をと呼びます。DBMSによっては
と呼ぶこともあります。逆に言うと、この範囲をまたがっていれば、同じ名前の
テーブルを作ることも可能です。
さて、これでテーブルについての基礎知識を一通りカバーできました。それで
は、次節からいよいよ論理設計の中核である正規化について学んでいきましょう。
「どうして関係モデルと呼ぶのですか」という質問がときどきある。どうして
表形式(tabular)モデルと呼ばないのか、理由は2つある。(1)関係モデルを
考えたころ、データ処理に携わる人たちの間では、複数の対象の間の関係(あ
るいは関連)は、つなぎデータ構造で表現されなければならないと考える傾向
があった。この誤解を迎え討つために、関係モデルという名前を選んだ。(2)
関係よりも表の方が、抽象水準が低い。表は、配列と同様に位置による呼出し
が可能だという印象を与えるが ...