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前節まででストレージ内部というミクロレベルにおける冗長構成としてRAID
の概念を学びました。次はより高いレベル(データベースサーバー、あるいは仮
想環境であればインスタンス)での冗長化と可用性の担保について学びます。
その時に利用されるのがという技術です。OracleやMySQL、
PostgreSQL など、主要なDBMSであれば、すべてのDBMSがこの機能を持ってい
ます
。レプリケーションは、後にクラウドでの可用性向上の際にも登場する
重要な技術なので、本節でしっかり学習しましょう。
レプリケーションとは、現用系(Active やマスタ、プライマリとも呼ばれます)
と待機系(Standby、スレーブ、セカンダリとも呼ばれます) からなる複数のデータ
ベースを用意し、現用系から待機系へ更新データの情報を送信してデータベース
のレベルでデータが同じになるようにする技術です。これによって、現用系のデー
タベースに障害があった場合も待機系で処理を継続できるようにしたり(可用性向
上 )、 を増やすことで読み込みスループットを向上させたりします
(性能向上)。レプリケーションによってデータが反映される先の待機系のデータ
ベースを特に(複製)と呼ぶことがあります。
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