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これで第 2 正規形を作るための手順についての解説は終わりです。ところで、第
2正規形というのは、何のために作るのでしょうか? 第2正規形にすることの
は何なのでしょう? 肝心のこの点を理解しないまま、機械的に正規化の手
順だけ暗記しているエンジニアもたまにいるのですが、これは本末転倒な態度で
す。ここで、第 2 正規形のメリットをきちんと理解しておきましょう。
正規形のメリットは、正規化する前と、した後のテーブルを比較してみると、
はっきりします。
まず、正規化する前の「社員」テーブル(115ページ)から考えましょう。このテー
ブルを使って実際の業務を運用しようとすると、困ったことが起こります。社員の
情報が不明の会社(C 建設)があった場合、この会社をテーブルに登録すること
ができません。主キーの一部に社員 ID が含まれているので、これが不明(NULL)
の状態ではレコードを登録できないのです。社員IDに一時的なダミー値を入れ
る、という逃げの手もあり、実際にこういう運用をしているシステムも世の中には
あるのですが、根本的な解決にはなっていません。みなさんも、いきなりこういう
非正統的なやり方を覚えないでください。
また、このテーブルにはもう一つの欠点があります。それは、運用を誤ると、会
社コードと会社名の対応がレコードによってマチマチになってしまう危険があるこ
とです。たとえば、{ C0001, }というレコードの他に、{ ...