
DOA は、こうしたPOA の欠点を克服するために登場しました。その着眼のポイ
ントは、データがあまり変化しない(永続的)という点です。したがって、データ
の意味や形式が先に決まっていれば、複数のプログラムで共用することも容易で、
業務要件の仕様変更にも柔軟に対応できるというメリットが得られます(図1-11)。
こうした理由から、システム開発においては、プログラム設計に先立ってまず
データ設計が優先されるというわけです。
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したがって、データ設計——それは現在ではほぼデータベース設計と同義なの
ですが——システムの品質を決める最も重要な要因と言っても過言ではないので
す。このデータ設計においてセオリーを踏み外した設計(アンチパターンと呼びま
す)を行なってしまうと、システムの機能/非機能の品質を致命的に損なうことに
なります。そうしたアンチパターンについては、第7 章および第8 章で具体的に一
つ一つ検証していきます。また、DOAの重要性については、コラム「アンチパター
ンのどこが悪いのか?」(260 ページ)でも触れているので、参考にしてください。
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さて、ここまでで、データベース設計がシステム開発の最も重要な要素 ...