クラウドFinOps 第2版 ―協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定
by J.R. Storment, Mike Fuller, 松沢 敏志, 風間 勇志, 新井 俊悟, 福田 遥, 門畑 顕博, 小原 誠
日本語版への序文
本書の著者のJ.R. StormentとMike Fullerです。
本書の日本語版をお届けすることを、非常に喜ばしく、また光栄に思います。クラウドFinOpsの旅路、つまりクラウドコンピューティングの変動費モデルに財務的な説明責任をもたらす、というこの発展中の分野は、これまで以上に特別な存在になっています。本書が革新性と完璧さを追求し、綿密なアプローチで知られる日本の読者に受け入れられていることは、FinOpsが世界的に成長する中で、重要な節目と言えます。
なぜ本書の日本語版が必要だったのでしょうか? J.R.は2024年に東京を訪れた際に、まだ産声を上げたばかりのFinOps実践者のコミュニティを知り、FinOpsをこの地域で発展させたいという高揚感や情熱、そして強い願いを肌で感じることができました。この訪問中に、J.R.は、銀行、小売業者、コンサルタント、政府、Eコマースなど、さまざまな分野の方々と出会い、他の地域の組織と同じようにチャレンジに直面しながらFinOpsを実践していることを知りました。
FinOpsの核心は、日本の自動車メーカーによって開拓され、今や世界中で受け入れられている継続的改善(カイゼン)の原則に深く根ざしています。この原則は、段階的な進歩、部門横断の共同作業、そして効率性への絶え間ない注力を強調するものであり、FinOpsの理念と完全に一致しています。クラウド財務管理にカイゼンを適用することで、組織はプロセスを絶えず洗練し、無駄を減らし、常に進化し続けるデジタル環境でより高いアジリティ(俊敏性)を達成できます。
この日本語版は、FinOpsの原則が普遍的に適用できることを示すと同時に、日本企業が直面する独自の課題にも触れています。私たちが協力して築き上げた世界的なFinOpsコミュニティ(世界中で60,000人以上が参加)は、協力と学びの共有により繁栄しています。私たちは、日本のFinOps実践者や組織がこの成長分野に貢献し、その独自の洞察と経験で、この分野を豊かにしてくれることを期待しています。 ...
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