クラウドFinOps 第2版 ―協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定
by J.R. Storment, Mike Fuller, 松沢 敏志, 風間 勇志, 新井 俊悟, 福田 遥, 門畑 顕博, 小原 誠
20章Operateフェーズ:ビジネスゴールへのチームの適合
目標を達成するためには、行動のためのプロセスが不可欠です。FinOpsのOperate(実行)フェーズでは、前の2つのフェーズ(Inform、Optimize)で特定されたさまざまな要素を支持、強化することになります。
本章では、プロセスについてより広範に見ながら、プロセスが自動化を可能にするばかりでなく、組織がFinOps目標を達成するために役立つことを確認します。
20.1 目標の達成
Optimize(最適化)フェーズで設定された目標に向けて、Operateフェーズでは行動に移ります。Operateフェーズでは新たな目標設定は行われず、ビジネスケースとコンテクストに基づき、これまでのフェーズですでに設定された目標に取り組むため、意思決定や計画実行を行います。
必要ない時間帯にリソースをオフするというアイデアを例にとり、正しい実行順を考えてみましょう。Inform(可視化)フェーズでは、停止することが有益と思われるリソースを特定します。続くOptimize(最適化)フェーズでは、節約可能額を計測し、この指標をもとにして目標とする節約額を設定します。そしてOperate(実行)フェーズでは、リソースの停止・再開のプロセスを定義し、この新たなプロセスがリソースに適用される可能性を高めるためには自動化を有効にすることもあります。全組織を横断して適用可能なプロセスを定義し、スケーラビリティや複製を導入するのもこのフェーズです。
Operateフェーズが必ずしも行動へとつながるわけではありません。Optimizeフェーズでは最適化の機会を特定し、アクションに向けたミニビジネスケースをつくるのに対して、Operateフェーズでは行動を実行するか、あるいは実行 ...
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