ブラウザの対応状況と代替案
本書の中で最も奇妙と思われるであろう点は、各ブラウザでの互換性を
示す表がまったくないことです。これは意図的な判断にもとづいていま
す。今日のブラウザはリリースの周期がとても短いため、執筆時点での最
新の情報も、本書が書店に並ぶ頃には陳腐化していると考えられます。こ
のような不正確な情報は誤解の元であり、何も掲載しないほうがまだまし
です。
とはいえ、ほとんどのシークレットはかなりのブラウザでサポートされ
ており、そうでない場合にも代替の表現を用意するよう心がけています。
紹介されているテクニックに対応したブラウザが少ない場合には、上のよ
うに「不完全なサポート」のアイコンが表示されます。このアイコンとと
もに示されているテクニックを利用する際には、各ブラウザの対応状況を
チェックするとともに、非対応の場合のために適切な代替表示を用意しま
しょう。
各機能への最新の対応状況が掲載された Web サイトが多数あります。
その中の一部を紹介します。
ある機能を複数のブラウザで利用できるけれども、ブラウザ間でふるま
いが多少異なるというケースもあります。例えばベンダーの接頭辞が必要
だったり、少しだけ構文が異なるといった場合が考えられます。本書で
は、接頭辞なしの標準に準拠した構文だけを掲載しています。もちろん、
複数の構文を併記し、どの構文が使われるかについてはカスケードの仕組
みに任せてもかまいません。例えば
yellowから redに変化する上
下方向の線形グラデーションを記述する場合、本