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ハイベロシティITを支える「振る舞い」にはどのようなものがあるでしょうか。
本節では、その主要なものと関係するモデルやコンセプトを紹介します。もちろ
ん、以下に紹介する振る舞いはハイベロシティITに限定されるものではありませんが、
成長していくあらゆる組織に必須の内容と言えるでしょう。
VUCA時代とも言われる複雑な現代において、予定調和的に物事が進むことはほ
とんどありません。むしろ、「計画通りに実行して完成すれば成功」という考え方に
疑問を持つべき状況が現代だと言えます。
なぜなら、技術がどんどん進化し、それを利用するユーザや顧客の価値観もどんど
ん変化し、競合他社もどんどん成長しているからです。それは、デジタルやITの分
野だけに留まらず、世界情勢、政治、環境など、PESTLEで表されるような外的要
因の影響も大きく受けます(PESTLEの詳細は P.52 をご参照下さい)。
● 実 験 のマインド
このような何が起こるかわからない世界においては、フェイルセーフなシステム
(fail safe system)はもはや幻だと言っても過言ではありません。
だからこそ、様々なことを試す「実験」のマインドが重要であり、fail safe(失
敗しても安全)ではなく fail safely(安全に失敗する)または fail mindfully(気を
付けて失敗する)ことが重要となってきています。
どんどん新しい技術が出現し、状況も変わるわけですから、「知らない」「完璧
じゃない」ことを恥じる時代は終わりました。知らなければ学べばいいし、知って ...