おわりに:ビルドトラップから抜け出してプロダクト主導になる
最近ある人から「プロダクトマネージャーのキャリアのなかで学んだいちばん重要なことは何ですか?」と聞かれました
ちょっと答えに困りました。私が学んだことは1つだけではありません。キャリアのさまざまなステージのなかで多くのことを学ぶ必要がありました。
プロダクトマネージャーになった当初は、謙虚さを学ばなければいけませんでした。自分の役割は大きなアイデアを生み出すことではなく、悪いアイデアを終わらせることだと学びました。素晴らしいプロダクトを作るには、謙虚でいること、チームのサポートと賛同を得る必要があることを学ばなければいけませんでした。チームと一緒に実験することでデータの力を知りました。どんな意見よりもデータのほうが優れています。
シニアになるにつれて、優れた戦略フレームワークが会社の成功を左右することを学びました。成功をアウトカムで判断しなければ、決してアウトカムを達成することはできません。私は、良くない戦略フレームワークの重みで崩壊する企業をいくつも見てきました。
コンサルタントになって、組織のなかの人たちの力について学びました。良いプロダクトの邪魔をするのも人です。会社にとって最高のアイデアだったとしても、上位のステークホルダーの個人的な意図と合わなければ、つぶされる可能性があります。そのリスクを軽減するには、何が人を動機付けているのかを理解し、どうすれば納得できる情報やデータを示して個人的な動機に対処できるかを知らなければいけません。
コンサルティングは、優秀な従業員のやる気を阻害するいちばん手っ取り早い方法の1つが、成功できない環境に彼らを置くことだとも教えてくれました。そうなると、ほとんどの人は会社を去ってしまいます。優れたプロダクトマネージャーでさえも、毎日起きて戦場に行くのにうんざりしてしまうのです。最高のプロダクトを作るためではなく、自分の成功のために方針を変えようとするのにかなりの時間を費やしています。 ...
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